黒たまサンの積みゲータワー攻略日記

積んだままプレイされない、新旧ゲームソフトたちを楽しくレビューしていきます

予想外な展開のマチルダ戦に、涙がポロリ!PS版ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち レビューの巻

みなさん、ゲーム大好きですか?

システムオールグリーン!

猫な、ヌイグルミゲーマー「黒たま」ですにゃん。

 

 

さて、今回の《積みゲータワー攻略日記》第132

チャレンジしてみるソフトは・・・コレ!

 

 

ドラゴンクエストエデンの戦士たち

※以下、『ドラクエⅦ』と省略。

 

発売年:2000年

ジャンル:RPG

フォーマット:PlayStation(初代)

発売元:エニックス(現スクウェア・エニックス

 

 

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実は、Wii版の『ドラクエXオンライン』をプレイしたかったのですが、

既にWii版はサービスが終了に!

詳しくは・・・前回のブログ記事を読んでみてくださいにゃ。

 

mitsumamegamer.hateblo.jp

 

 

 

ドラクエ〜!ドラクエがやりた〜い!

Xが駄目でも、他のナンバリングシリーズがやりたーい。

不思議です。プレイできないと、余計にプレイがしたくなるゲーマー魂。

 

 

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もしかして《積みゲータワー》に『ドラクエ』が積まれているかも?

期待を込めて探してみれば、ありましたにゃ!

 

 

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PS版『ドラクエⅦ』が!

 

 

今頃、『ドラクエⅦ』なの? 18年も前に出たPSソフトでしょ?

と思われるヒトもいるでしょう。

 

 

けれども、面白いソフトに年代は関係ありません。

そして、面白さにも色々な種類があります。

果たして、『ドラクエⅦ』はビッグタイトル通りの面白さを持ち合わせているのか?

更に、その面白さの具体的な中身とは?

 

ワガハイはそれを知りたいのです。

 

 

 

それでは、

 

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どんなゲームなの?

 

大人気ゲームソフト『ドラゴンクエスト』シリーズ。

ドラクエと言えば、広大な世界を旅するRPGです。長い旅路の果て、ラスボスとの激闘に勝利したのち、感動的なラストを迎える・・・涙なしではプレイできません。

 

 

 

ゲームを開始してビックリ!

 

 

マップが・・・狭い。

というか、主人公が動けるのは小さな島『エスタード島』の中だけ。

島の周りは海ばかり。大陸など全然見えません。

 

 

これは一体?

 

RPGの醍醐味といえば、広大な世界を旅すること。

もしかしたら、ゲームを進行していけば、見えなかった世界が見えてくる?

海底の中から新大陸がせり出してきたり・・・そんな大規模な仕掛けを施しているのでしょうか?

 

 

 

しかも、島の中を独りで歩いていると、さらなる違和感を覚えてきます。

 

 

あれ? なんか、おかしいにゃ?

いくらフィールド上を散策しても・・・

 

魔物が、敵が、一匹も出てこないのです!

 

 

こん棒でスライムを叩きたかったのに〜。

今回の『ドラクエⅦ』は魔物無し?

敵が出てこない『ドラクエ』も有る意味、斬新だけど。

 

 

 

とにかく、今までの『ドラクエ』とは一味違いそう。

けれども、期待感というよりも不安感の方が大きいかも。

モヤモヤした不安を懐きながらも、ネット検索はしません。

それでは楽しみが減ってしまうので・・・

 

 

 

ストーリーを進行していきます。

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 友達のキーファ王子とともに、島にある謎の神殿を調査します。

 

 

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 『ドラクエⅦ』の主人公はほとんどしゃべりません。プレイヤーとの一体感を出すための工夫かもしれませんが、気づけば空気キャラになっている恐れも・・・

 

 

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 謎の神殿内部に入り、色々と謎解きをしながら、奥へと進んでいきます。

怪しげな神殿だけど、やっぱり魔物は出てきません。

 

 

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 途中から、マリベルも加わります。

 

 

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 石碑の欠片をパズルピースのようにそろえたら・・・

見知らぬ地へとワープしてしまうのです。

 

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 そこで出会ったのが『マチルダさん。

女戦士みたいだけど、なんか訳ありそうな感じです。

 

 

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 近くの村、ウッドパルナ村も雰囲気がとても暗い。

しかも、村人たちは自分たちで自分の家を壊している様子。

なんかこちらも訳ありにゃ。

 

 

ここまで『ドラクエⅦ』は、ずっとエスタード島内をいったりきたりするだけでした。

謎の神殿内部の謎解きも、謎が多い割には、イマイチ面白みを欠けている感じ?

 

 

ところがワープ後、いよいよ『ドラクエ』ぽさが出てきました。

ウッドパルナ村に住む女性たちは皆、魔物にさらわれました。

女性たちを人質にとられた村人たちは、自分たちの手で住居を壊すように脅迫を受けていたのです。

 

 

 

村の女性たちを皆、さらってしまう?

 

そんな設定というか、話を聞いた様な・・・

一体、何処で?

そうです。思い出しました!

古代ローマに伝わる逸話サビニの女たちの掠奪』

 

 

ローマ帝国になるよりもずっと前の、まだローマが建国されたばかりの頃の話です。

ローマ内には女性の数が少ない状況でした。これでは子孫は残せません。そこで近隣の国との異民族間結婚を申し出るのですが、断られてしまいます。

すると、ローマは実力行使にでます。なんと近隣国を襲い、未婚女性を大量に誘拐してしまったのです。

 

この逸話をモチーフにした彫刻や絵画などがヨーロッパでは多く製作されました。

おそらく『ドラクエⅦ』も『サビニの女たちの掠奪』を参考にしたのかもしれません。

 

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 ウッドパルナ村に残された者は男ばかり。

さらに、さらわれた女性を盾にされ、自分たちの住居を壊す様に脅されます。

やむなく男たちは要求に従い、家を壊すはめに・・・。

家を壊した終えた村人たちはすっかり気力を失っていました。

 

 

 

これは上手い!

敵ながら、あっぱれな。上手いやり方です!

 

 

 

異民族や天災など、外部の仕業によって村や家を破壊されたのならば、

気を取り直して新しく造り直すこともできます。

 

けれども、自分の手で壊してしまったら?

後から再び自分で家を作り直せる?

 

う~ん、正直難しいでしょう。物理的には可能でしょうが、本人の気持ちの問題です。精神的ダメージが計り知れません。

 

 

 

ドラクエⅦ』のウッドパルナ村エピソードは、かなり作り込まれた設定になっていました。

村の女性を解放させ、ウッドパルナ村を再興させるため、われらが主人公『くろたま』はキーファ、マリベルたちを引き連れ、いざ東の塔に向かいます。

やることは唯ひとつ。村を苦しめているボス魔物を倒すこと!

 

 

ふと考えれば、ありがちな分かりやすいエピソード。

なんだ〜『ドラクエⅦ』だって、やることは前作などと同じじゃん!

とすぐに見透かされ、下手すればプレイ中断してしまうかもしれません。

 

 

 

しかし。

しかしでした。

 

ドラクエⅦ』は、そんなプレイヤーが出てくることさえ予想していたのでしょう。

ウッドパルナ村エピソードに想定を上回る程の工夫を施してたのです。

 

 

 

そのポイントが、魔物ボス『マチルダです。

※以降、ネタバレ含みます。

 

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 謎の神殿からワープしてきた主人公たちの前に現れた、女戦士『マチルダ』。

実は、彼女の正体は魔物。元々はニンゲンだったのですが、魔物に取り込まれた挙句に、魔物化してしまっていたのです。

 

 

しかし、ニンゲンの心は捨てきれずにいます。

そのため、墓前に供える花の代わりに、草をむしったり、

塔で魔物に倒された父親ハンクを探しにきた子供パトリックに手を貸したり・・・

 

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 緑色の宝玉を探しにいった主人公たちを、一度は同行を断っていたにもかかわらず、心配になって後から追ってきたりしてくれます。

 

 

 

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 良いヒト? 良い魔物?

それでも、運命は非情です。

さらわれた村の女性たちを助け出すには、『わざわいの元凶』たる『マチルダ』を倒さなければなりません。

 

 

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 正体を現した『マチルダ』さん。かなり強そうです。

やっぱり戦わなければならないの?

ここで通常のプレイヤーならば、闘うことに躊躇いさえ覚えてしまうはず!

 

 

しかも、直前にサブボスの『チョッキンガー』と壮絶なバトルをしたばかり、

残りMPもわずかなので不安。勝てるか判らないにゃ〜。

それでも、仕方ないと諦め、コマンド『たたかう』を選びます。

 

南無三!こうなったらもう自棄です

 

 

しかしでした。

魔物ボス『マチルダ』戦は、ワガハイの予想を上回る展開になったのです。

 

 

あ、アレ?

どういうこと?

バグ?

見た目強そうな『マチルダ』さんは、一回もこちらに攻撃してこないのです。

防御。防御。ずっと防御しているだけ。

 

 

なぜ?

なぜ、魔物ボスにもかかわらず、攻撃してこない?

 

 

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 ひょっとして『マチルダ』さんは・・・

 

 

ワガハイは気づきました。

決してゲームのバグなんかではありません。

『マチルダ』さんは最初から勝つ気が無い。それどころか、倒される覚悟で立っていることに。

 

 

サンドバック状態の『マチルダ』さんを前に、それでも、チーム『くろたま』は4人がかりで攻撃を繰り返します。

 

 

やった、このボス敵。攻撃してこないや。ラッキー!

 

 

などとは決して思いません。

まさか、まさかこんな展開になるなんて!

攻撃してこない魔物を一匹相手に、4対1でバトルしている。傍からみれば卑怯そのもの。しかも、相手は甘んじて攻撃を受けて倒されるつもりでいるのです。

 

 

逃げてにゃ、マチルダさん。

それでもバトルは継続されます。

『こうげき』を選ぶたびに、こちらの心は痛みます。

むしろガチで殴り合った方が、どんなに気が楽なのかわかりません。

 

 

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 そして、遂に『マチルダ』さんは倒されました。

 

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チルダさーん!

 

 

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キーファのセリフがワガハイにズシリとのしかかってきます。こんな時でも、主人公は無言です。それがなんだかもどかしい。けれども、画面を見つめるプレイヤーは考えずにはいられません。その結末について・・・。

 

 

確かに、『マチルダ』さんは加害者でした。しかし、ウッドパルナ村を最後に救ってくれたのは、主人公たちではない。それは『マチルダ』さんなのでしょう。

 

 

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事件の真相を知らないパトリックの言葉が胸に刺さります。

けれども、パトリックに事情を明かしたりはしません。其処のところの演出もしっかりしています。

 

 

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 それでも、救いがある場面がありました・・・。

 

 

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 墓地の周りに、花が咲いています。

マリベルからもらった花の種を『マチルダ』さんが蒔いた。それが成長して花を咲かせたのです。生前の『マチルダ』さんは墓前に花をお供えしたかった。

 

 

けれども、闇に覆われた村では花は咲かない。その原因は魔物である『マチルダ』さん自身にあります。『マチルダ』さんが倒され、村を覆っていた闇が払われたことでようやく花が咲く・・・。

 

 

皮肉だけど・・・否、皮肉であるからこそ、このシーンにはポロリと来てしまいます。

 

 

 

ウッドパルナ村までプレイしてみて、ワガハイ『ドラクエⅦ』を引き続きプレイしてみよっかなと思いました。サブタイトルの『エデンの戦士たち』の意味も気になるし・・・もちろん攻略サイト無しで。

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