黒たまサンの積みゲータワー攻略日記

積んだままプレイされない、新旧ゲームソフトたちを楽しくレビューしていきます

EXTREME FORCEの試みとは? 機動戦士ガンダムエクストリームバーサスフォース レビューの巻

みなさん、ゲーム大好きですか?

猫な、ヌイグルミゲーマー。「黒たま」ですにゃん。

 

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 ただいま、《積みゲータワー》攻略中です。

さて、今回チャレンジしてみるソフトは、コレ!

 

機動戦士ガンダムエクストリームバーサスフォース》

 

発売年:2015

ジャンル:対戦型格闘ゲーム

フォーマット:PlayStation Vita

発売元:バンダイナムコエンターテインメント

 

 

 

 楽しみです。

それでは、

 

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どんなゲームなの?

 

ズバリ、ガンダムをモチーフにしたアクションゲームです。

 

 

 

PlayStation3にて登場した人気ソフト

機動戦士ガンダムエクストリームバーサス』

機動戦士ガンダムエクストリームバーサスフルブースト』

その『エクストリームバーサス』

(※以下、『EXVS』に省略)のタイトルをつけた新作ソフトがPS VITAから

出るということでEXVSファンの方たちから熱い期待を受けました。

 

 

しかし・・・

 

いざ発売されるや、どうやら評判は芳しくありません。

ネットに挙げられていた理由には

 

①オンライン対戦ができない

②機体数が少なくなっている

③『覚醒』要素がなくなっている

④フリーバトルがなくなっている

⑤ボリュームが薄い

などなど

 

簡単にまとめれば、

 

これまでの『EXVS』と違う! 

 

 

後継作品と期待していたファンにとっては裏切られた形になったのです。

お陰で、発売まもなくしてソフトの価格は値崩れを起こしました。

ワガハイがゲーム屋さんで見かけた時には、

新品が¥680円(税抜き)で店頭に並んでいました。

 

 

 

にゃにゃ? ずいぶんと安くなっているにゃ。

オフライン専用ソフトだけど、オフラインなりにマイペースで楽しめます。

そこで買ってみることにしました。

 

「くださいにゃー」

 

 

さて、メインの『EXTREME FORCE』モードをプレイしてみます。

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さっそく可愛い女の子が二人も登場してきました。

 

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良いじゃん! 

ワガハイ好印象です。

でも、こんな女の子・・・『ガンダム』に登場していたっけ?

 

 

 

どうやら、『ガンダム』の世界とは異なる、オリジナル設定のキャラの様子。

舞台は、地球周辺に周回する、実験ステーション『アース0』です。

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しかも、プレイヤーの分身たる主人公は、

データベースを管理するAIに人格プログラムを組み込んだモノ・・・

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ニンゲンではありません!

けっこう斬新な設定ですにゃ〜

 

 

 

滅亡しかけている人類を救うために、

仮想世界にダイブして必要なデータをとってくることが

主人公に与えられた役割みたい。

その仮想世界こそが『ガンダム』の世界!という風に設定されています。

 

 

 

果たして、人類は救われるのか?

EXTREME FORCE』モードは、

ストーリーを「アドベンチャー形式で進行し、

その都度、仮想世界にダイブして「アクション」ゲームをプレイしていく

流れになっています。

 

 

 

 

仮想世界にダイブして、

ガンダム』の歴史に登場してくる重要人物の視点で戦場を体験する。

そうすることで相手の人生を自分のものとして体験する。

ひいては、相手を理解することになる・・・

とホロアクターである女の子たちは説明してくれます。

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なるほど、なるほど。

だから、『ガンダム』の世界を追体験するんだにゃ。

異なるジャンルの「アドベンチャー」と「アクション」とを上手くつなげた

感じがします。

 

 

よーし、頑張るにゃー。

 

ワガハイも仮想世界へダイブ!

 

 

しかし、しかしでした。

U.C.0079』から始まり、『U.C.0087-0089』『U.C.0093-0096』と

追体験を重ねていく中で、ワガハイは気づいてきました。

 

 

 

剣林弾雨の中をかいくぐり奮闘しても、

登場人物がいだく幸せや苦しみ、気持ちについて共感できない。

さっぱり相手について理解できないのです。

 

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わからないにゃ~。

 

 

なぜ?

 

 

にもかかわらず、『ガンダム』世界から宇宙ステーションに戻ってくると、

「アドベンチャー」形式のメインストーリーは、

二人の女の子の会話によってスラスラと進行していきます。

ちょ、ちょっと待ってにゃ!

とワガハイは待ったをかけることもできません。

なんだか、置いてけぼり感が・・・

 

 

 

なぜ、追体験を多くこなしても、重要人物に共感できない。理解できないのでしょう?

ワガハイが鈍感なの?

不思議です。

 

 

よくよく考えてみたら、原因らしきモノがみえてきました。

重要人物の視点に立って、『ガンダム』のエピソードを追体験する・・・

といっても、実際に「アクション」ゲームでやることは、

モビルスーツを操作して、ドンパチするだけなのです。

 

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戦争が起こった経緯や、

どうして、戦場に巻き込まれることになったのか?

戦場で何を得て、何を失ったとか?

登場人物が抱える悩み、葛藤などは全くスルーされています。

 

 

 

いきなり戦闘がスタートされ、勝利条件を満たすことをひたすら求められます。

プレイ中に、登場人物たちが闘いながらに会話をしていますが、

決まり文句をただ連呼している場合すらあります。

クリア条件によって、獲得できるポイントも変わってくるので、

気づけば条件を満たすことばかりで頭がいっぱいです。

 

 

 

これじゃ、いくら追体験しても共感できない!

相手のことなど理解できません!

 

 

EXTREME FORCE』モードは、

なぜ、『ガンダム』の世界を追体験しなければならないのか?

その理由付けをしっかりと設定しています。

 

 

 

けれども、肝心の「アクション」プレイをはじめてみれば、

プレイヤーが登場人物を理解できる工夫がなされていない。

前作の『EXVS』の戦闘システムをざっくりと使いまわした感が否めないのです。

 

 

 

そもそも、『ガンダム』ゲームは、ファミコンの時代から登場してきました。

今や数多くの『ガンダム』ソフトで溢れています。

 

 

 

しかも、そのほとんどがアニメ『ガンダム』の世界を追体験する設定です。

ただテレビで鑑賞するだけだったアニメ『ガンダム』が、

コントローラーを握り、モビルスーツを操縦できる!

ゲームでは、自分だって『アムロ』や『シャア』になれることが大きな魅力でした。

 

 

 

しかし、

ゲームのCGやゲームの操作性が向上していく一方で、

新たな問題が『ガンダム』ゲームに出てきました。

『飽き』が来るのです。

もともと、『ガンダム』はアニメ作品です。

すると、印象的な戦闘シーンにも数に限りがあります。

 

 

なんだ、またジャブローかにゃ〜。

またソロモンか〜。

また大気圏突入か~。

 

 

更に、『ガンダム』ゲームプレイヤーは原作アニメもしっかり観ています。

すると、それほど熱心にゲーム内での演出も繰り返し観ません。

むしろ、鬱陶しく感じることさえも。

 

スキップ! スキップ!

 

戦闘に至るまでのエピソードをスキップ省略したくなるのです。

プレイヤーが望むのは、とにかくモビルスーツを操作したい! 

そんなプレイヤーの意向を組んでなのか、

ゲーム製作側も余計な演出もエピソードも省略してしまう。

結果、いきなり戦闘開始になるのです。

 

 

 

 

それでは、思い切って『ガンダム』ゲームの方向性を変えてみたら?

まずワガハイの頭に浮かんだのは、追体験そのものをなくしてしまうコトでした。

 

 

 

しかし、多くの『ガンダム』ゲームファンは、

ガンダム』に登場してきたモビルスーツ

ガンダム』に登場したステージで

ガンダム』のエピソードに沿って

「アクション」をしたい!

 

 

すると、やはり追体験そのものは欠かせない事になります。

ガンダム』に登場したモビルスーツでなければ、

それはもう『ガンダム』ゲームではないのです。

 

 

 

追体験は必要不可欠。

でも、一方で追体験は飽きて省略してしまいがち。

 

 

 

この矛盾めいた問題をクリアするため、

本作『EXVSフォース』にて新たに考えられたモノが、

メインの『EXTREME FORCE』・・・いわゆる「アドベンチャー」モードでした。

 

 

ホロアクター役の二人の女の子を新たに登場させる。

彼女たちは主人公に求めてきます。

人類を滅亡から救うために、仮想世界へダイブして! と。

 

 

この設定は、よくよく考えてみればまさに・・・

飽きてしまった追体験をプレイするための、新たな動機付けをしたモノでした。

 

 

EXTREME FORCE』モードとは、或る意味では思い切った試みかも?

追体験をして、他者を理解できるようになるからです。

ワガハイは大いに期待しました。

 

 

 

しかし残念なことに、動機付けに成功した段階でストップしていました。

次のステップである、

ガンダム』の仮想世界で、どのようにプレイヤーは登場人物を理解していくのか?

核心ともいえる、その手法がそっくり抜けてしまっているのです。

ただ単に重要人物の視点になって、モビルスーツをひたすら操縦するだけ・・・。

 

 

 

その後、『EXVSフォース』の発売からしばらくして、アップデートがなされました。

もしかして、新しい手法が加えられたの?

ワガハイは期待しましたが、

 

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新規に加わったのは、FREE BATTLEモードでした・・・

おそらくは「アクション」ゲームを存分に楽しみたい、という多くのプレイヤーの声に

応えたモノだったのでしょう。

けれども、ワガハイとしては、残念でした。

 

 

 

ちょっと話が横にそれますが、

ガンダム』には『ニュータイプ』という概念が登場します。

 

 

 

 ところで、

ニュータイプ』って、何?

 

ちょっとネットで調べてみたら、

 

『新しい人類』

エスパー』

 『精神的な共感』

『深いレベルでの意識の交換ができる』

『人並外れた洞察力、直感力』

 

意外にも、多義にわたっています。別の言葉で表してみれば、

『他者と互いに理解しあう力』

『他者を共感する力』

 ということもできます。

 

 

もしも、『EXTREME FORCE』モードを通じて

ガンダム』の世界を追体験をする。

それによって、登場人物の視点に立ち、

他人の気持ちを共感する。理解することができれば・・・。

プレイヤーは『ニュータイプ』の一端を体験できる事になります。

 

 

 

もしも、『EXTREME FORCE』モードがアップデートで改良されていたならば、

新たな『ガンダム』ゲームの姿が見えていたかもしれません。残念ですにゃ。

 

 

 

しかし、残念に思っているのはワガハイぐらいかもしれません。

実際に多くのゲームプレイヤーが望んでいるのは・・・

おそらくは『ニュータイプ』の一端を体感することではない。

巧みにコントローラを操り『エースパイロット』になりたい。

だからこそが、『FREE BUTTLE』モードがアップデートで追加されたのでしょう。

 

 

 

それでも、『EXVSフォース』は、『EXTREME FORCE』モードの主人公を、

人格を組み込んだAIに設定したりなど、かなりSF要素の強いテーマを盛り込んで

います。

このモードで活躍するのは、AIやホロアクターだけです。

宇宙ステーションにはニンゲンはひとりも出てきません。

ストーリーの内容については、ネタバレになってしまうので触れませんが、

彼女たちはニンゲンの進化について終始、真剣に取り組んでいました。

 

 

 

ワガハイは『EXTREME FORCE』モードをクリアした後、ふと考えてしまいました。

 

 

これからの人類の未来は、誰が決めるの?

 

 

この壮大で、困難な問題に取り組む主体は、

もしかしたら、ニンゲン本人ではない。

人格を組み込んだAIに取って代わられるかも・・・

 

 

ならば、そのときニンゲンは何をしているのでしょうか?

 

 

 

ということで、今回のレビューはここまで。

またね~

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